ひとり言(2001/11)
2001/11/30:人の輝きが星の光を見るように心地よかったら、世の中がどんなに平和でありましょう(一日分)
人の輝きが星の光を見るように心地よかったら、世の中がどんなに平和でありましょう。
私にとって素敵な人とは、全ての人間が持っている様々な輝きを見ることのできる人間です。
その輝きとは、決してノーベル賞をもらった人、金メダルを手にした人、東大をでて知識のいっぱいある人、政治家になって大金持ちになった人ではありません。人間の本当に大切なものを持ち続け生きている人は、みな輝いているのです。そして自分の輝きに気づいた人は、他の人の輝きを見ることもできます。その人の優しさや、感性や、さらには真実の輝きをも見ることができるのです。人間には、みなそれぞれに星と同じように輝きがあるのです。星空のように輝きはまばらです。それだから星空は美しい。輝きは違っていても、それらの星々の本当の大きさは、決して今の輝きに比例しているものではない。人の輝きが星の光を見るように心地よかったら、世の中がどんなに平和でありましょう。今の君がどんなことに興味を持ち、どんな価値観が君の中で育とうとしているのかが、私には興味があります。 私には、そんな今の君が輝いて見えました。
2001/11/29:今の日本の教育に大きな革命的な変化が起きない理由(一日分)
今の日本の教育に大きな革命的な変化が起きない理由
「知識」の置く場所を「脳」と決めつけている人々の存在である。 「知識の量」イコール「偉い人」イコール「人生の勝利者」なのだという価値観を持った人間の存在である。世の中の偉い人々、社会を中心的に動かしている人々、つまり「有識者たち」がみなその価値観で育った勝利者たちだからである。 彼らは自分に染みついたその価値観の重力から脱出できずにいるのだ。自分たちが選択してきた価値観だから気づくことはできなかったし、生理的に気づきたくないのかもしれない。これが日本の教育に大きな革命的な変化が起きない理由である。 時代は変わったのだ、100年以上も前の江戸時代と同じ価値観で教育がなされているのだからおかしなものである。もう「未来」と呼ばれても良いころなのに、教育は相変わらず原始的なのだ。
●●今の教育に言いたいこと●●
ならば、学校や教育はどうあるべきなのでしょうか?私には提言があります。笑って聞いて下さい。
●知識の置き場所をみつけたのに・・・・こんなに便利なコンピューターという道具を手に入れたのに人間の脳への知識詰め込みの時代から、知識や情報の置き場所を人間の脳ではなくコンピューターや、電子ネットワーク(インターネット世界)の中に見つけたはずじゃありませんか。でも学校では、相変わらず知識を人間の脳ミソの中に置こうとしています。今は江戸時代でも、昭和でもありません。未来のはずです。
●コンピューターが脳作業(人間の脳への知識詰め込み行動)から解放してくれる道具だとしたら
人間の知識詰め込みという脳作業の時代にさよならできる今なのに、人々はそのことに気づいていない。 知識を貯めておき、いつでも取り出したりするにはとても便利なコンピューターという道具の誕生です。そのコンピューターが人間の知識詰め込みの脳作業から解放してくれる道具なのだ。自動車の出現によって隣町の恋人に会うのに一日かかったのが30分も車で走れば会えるのだ。 10人で一週間かかった農作業がトラクターが3時間で終してしまう。 人間が作り上げた道具が、恋人への切ない思いを解消し、多くの肉体労働から人間を解放したのだ。もしコンピューターが人間の知識の置き場所としての脳の役割を解放することができるとしたら、その時こそ我々は自分の脳をもっと素敵な感性とか、芸術性、創造性や優しさ、人間の本質を育てることに使うことができるのではないだろうか? 自分の脳なのだから、自分の為に使おうよ!自分の脳なのに、他人の押しつけた情報の置き場所に使うのはやめましょう。 もし今の自分には要らないけれど、いつか役立つ時が来るような予感がする情報ならとりあえず、コンピューターにしまっておき、もしかして20年30年たったころ、ある歳になったとき、その情報が自分のために生き返るかもしれません。
人は「知識の量」ではなく、その人の本質によって様々に輝ける時代がやってくるのだ。
2001/11/28:受験に追われ 心を休めたい君へ(一日分)
11月26日の朝日新聞の「声」の15才の少年の「受験に追われ 心を休めたい」が気になった。何となく彼にエールを送りたくなった・・・・・・
もし私が彼に返事を送るなら・・・・・
受験に追われ 心を休めたい君へ
相澤君、こんにちは、私は君の3倍も生きている男です。 君と同じように空や雲、星や宇宙を見るのが大好きな45才の男です。 年齢比率は15対45、約せば1才と3才、たいして考えは変わらないよね。君のほうが考えが大人だったりするかもしれません。実はこの歳になって、今、相澤くんと同じ事を考えています。
君の言う 成績とかテストの点よりもっと大切なことってなんだろうか? 今の君たちにとって本当に大切なことって何だろう。今、学校でしている授業でしょうか。良い学校に入って良い大学を出て、良い会社に入ることでしょうか?国や教育評論家たちが言う。「たくましさや優しさや生きる力を持った人間」を育てることでしょうか。国があわてて教科書を薄くし、ゆとりのある授業・・・・本当にそんなもので解決するのでしょうか。